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慶應義塾大学卒業後、MRAの国際親善使節「Song of Asia」に参加し、1975年から1977年にかけてヨーロッパ、北米、太平洋の14カ国を歴訪。Song of Asiaにはアジア・太平洋地域の15カ国、約50人の若者が参加していた。彼は、第二次大戦中日本がアジア諸国に対して行った誤った行為について、自分がいかに無知であったかを思い知らされ、ショックを受けたと回想する。そして、アジアの若者たちに、自分の父親の世代が行ってきたこと、そしてそれに対して無関心であったことを謝罪した。それは、よりよい未来を築くためには、過去を正すことが不可欠だと考えたからである。
1979年には、太平洋戦争に反対した尾崎行雄議員の娘である相馬雪香夫人を支援して、日本初の難民支援NGO「難民を助ける会(AAR)」の設立に関わった。1980年には、タイでカンボジア難民支援のAARの最初のプロジェクトを立ち上げた。このキャンプは、Song of Asia のメンバーだったソン・サン元カンボジア首相の息子、ソン・スーベールが運営していた。彼はまた、ザンビアとジンバブエでもAARのプロジェクトを立ち上た。2022年3月以来AARはウクライナ、モルドバ、日本でウクライナ人難民を支援している。
1985年彼にオランダのフィリップス社のフレデリック・フィリップス元会長から「日本のまやかしの微笑」という見出しのオランダの新聞記事が送られた。そこには「保護主義、ダンピング、盗み、脅かし、これらはすべて欧米のエレクトロニクス産業を破壊することを狙っている日本の戦略に盛り込まれている」と書かれていた。フィリップス会長は彼に、日本のビジネスリーダーが欧米のビジネスリーダーと本音の対話ができるよう、支援を求めた。こうして「コー円卓会議（CRT）」がスタートした。彼は、以来1996年まで日本側コーディネーターを務めた。
1996年に彼の提案で、コーで世界の紛争地域での和解を目指す「和解のための課題」会議を立ち上げた。1994年から1996年まで、コー財団の理事を務めた。
1996年に日本の国会議員に当選し、約18年間衆議院と参議院の両方で議員を務めた。鳩山友紀夫首相や羽田孜首相を支える活動を行った。この二人は数回コーの世界大会に出席している。
国会では「世界宗教者平和会議」（WCRP, Religion for Peace）を支援する議員懇談会を設立。ウイリアム・ヴェンドレーWCRP事務総長を支援して、ウクライナ、ロシア、トルコ、エチオピア、シリアなどの紛争地の宗教指導者間の信頼醸成のための円卓会議開催などを支援した。ヴェンドレー氏は「宗教と国家 国際政治の盲点」の著者の一人である。
彼は2022年3月国際IC（IofC）日本協会会長に就任。
現在に至る。
