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ダニエルは、若くしてこの世を去った牧師である父、母、兄弟姉妹のダイナミックな精神的コミットメントから内的資源を引き出した。1940年に戦死したフランス人、レイモン・ド・プルタレスとの出会いによって、彼の視野はさらに広がった。そして、スペイン内戦から嫌気がさして戻り、より良い世界への道を探していたジュネーブ出身の泡のようなアナーキスト労働組合員、ルシアン・トロンシェとの接触と、後に「実存的」な会話があった。トロンシェはその後、ジュネーブの産業界で共同交渉の柱の一人となった。
戦後、法学を修め、すでに有望な仕事のオファーもあった若者が、「普通の」キャリアをあきらめ、自発的に、とりわけ当時急務であったヨーロッパの和解のために身を投じることを決意するのは、おそらく不自然に思われただろう。これがダニエルのしたことである。フランソワ・モーノワール、ポール＝エミール・デンタン、ジャン＝ジャック・オディエという4人のジュネーブの学生が彼の後に続いた。
目の前で繰り広げられる光景に魅了されたダニエルは、フランスとドイツ、そして雇用者と労働者の和解のプロセスを何一つ見逃すまいとした。ブラジルは、ダニエルが10年間、社会の頂点から最下層まで全力を尽くした国である。労働組合の友人たちとともに、彼はブラジル初の労働協約を実現させた。ダニエルは、ジュネーブの国際労働事務所で知り合ったコスタリカ人のルイス・アルベルト・モンジュと親しくなった。モンジュがコスタリカの大統領に就任すると、彼は優秀な若い同胞7人をコーに送り込んだ。
彼は46年間、道徳的再武装財団評議会のメンバー、幹事、副会長、そして最終的には会長を務めた。
ジャン＝ジャック・オディエ、ポール＝エミール・デンタンとの共同論文より
