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ジョン・バレル牧師は、四半世紀にわたってアフリカの和解に取り組んできた。そのハイライトは、ローデシア（現在のジンバブエ）で、AK-47を振り回す男たちに囲まれたロバート・ムガベとイアン・スミスの歴史的会談を実現させたことである。当時、ジョンはジンバブエでモラル・リ・アーマメント（MRA）の活動をしており、ローデシアの元首相イアンの息子アレック・スミスと親交があった。その友情から、クリスチャンになり、信仰を実践しようと考えていたスミス・ジュニアは、1980年の総選挙で勝利したばかりのムガベ氏に会うことを父親に提案した。この出会いが、ジンバブエの内戦を回避させたと、今日多くの専門家が評価している。また、薬物の常用者であったアレック・スミスとの交友は、その後の宣教の特徴である忍耐、裁かないアプローチ、個人の改心を求める姿勢を示した。
ジンバブエのほか、戦火の絶えないエチオピア、エリトリア、南アフリカでも活動した。南アフリカでは、民主化への平和的移行を実現するために、アパルトヘイトの両側の人々と対話し、個人的に大きなリスクを負った。この時、元スプリングボクスのラグビー選手で、オランダ改革派教会で最初にアパルトヘイトに反対を表明した牧師の一人であるジョージ・ダニールの娘、スザン夫人と出会う。1977年1月に行われた2人の結婚式には、白人と黒人の招待客が出席し、マスコミの注目を浴びた。
その後、彼はイギリスに戻り、ウィクリフ・ホールで聖職に就くための訓練を受け、オックスフォードシャーのディドコットで司祭を務めることになりました。その後、ネルソン・マンデラ氏が釈放される数カ月前に、プレトリアのセント・アルバンズ・カレッジのチャプレンとして南アフリカに戻りました。セント・アルバンズでは、同校が体罰を廃止した国内初の男子校の1つとなったことに大きな影響を与えた。これは、他の多くの学校も追随した動きでした。
その後、リンウッドにあるトリニティ教会の牧師となり、さらに東プレトリアの大教会長に就任しました。しかし、2001年、南アフリカの活気に満ちたカラフルな教会生活から一転、ウォリックシャーのライトホーンで4つの小教区を担当する落ち着いた田舎での宣教を開始した。最初はカルチャーショックだったに違いないが、ジョンは、英国国教会の伝統にのっとり、地域社会全体を巻き込んだ素晴らしい働きを展開した。この地域の親友の中には、教会のドアを開けたことがない人もいたそうです。その後、彼はフォッセのエリア・ディーンとなり、この地域で活動しているコベントリー大聖堂との緊密な連携を図りながら、和解のための活動を続けました。
最終的にはオックスフォード教区に戻り、ベンソンのセント・ヘレン教会で4年間、幸せで実り多い日々を過ごしました。葬儀を司式した後、5月28日［2015年］に66歳で急逝した。
初出：『チャーチ・タイムズ』2015年7月3日号
